世界を斜め下からながめてみるのも悪くないのです。

人とは違う感じ方。違うからこそおもそろい。

悔しいけど説明できない事実。

問題の本質はどこか。

なぜひとをころしてはいけないのですか。

わかる人がいたら教えてください。

その答えがちゃんと説明できることができたのなら、

彼は人を殺すことはなかっだろう。

事は実にシンプルかつ複雑であり、

彼が服役してたどりついた答えは、

「わからなかった。」

それがすべてだろう。

彼の思考回路

それが間違っていることを

誰も説明できないし、

それに気づいている人は

少なくないだろうし、

表現する自由が許されるとか
許されないとか

そういう次元の話ではない。

彼と同じ思考をもった人間は

人類歴史上、一定の確率で現れるだろうし

むしろ、共感を覚える自分に押しつぶされそうな人は現在も存在するのではないか。

たまたま目の前の少年が、最後に相談したのがあなたで、

なぜひとをころしてはいけないのですか。

とあなたに問う。

あなたは答えられるだろうか。

答えなければ少年はやるだろう。

過去に実際に同じ道を通ったものが

わからない。と、

でも絶対にやるな。と、


そこにどれだけ価値があることか。


そうでなければ、

罪のない人間を殺してはいけないこと

を理解できない人間は、

罪のない人間を殺す前に

殺さなければならないか。

そこで、まだかろうじて罪のない人間を

殺さなければならないのは,,,

我々が殺してはいけないことを

説明できないからに他ならないし、

もっといえば、

いま、我々が目をそらせたことで

一人死ぬのだ。

暗黙の了解が理解できるマジョリティの
秩序のために

純粋な疑問をもってしまった
かなしき少年は犠牲になるのだ。

正解だろうか。

正義とはなにか。



彼を擁護するわけではないし、
遺族が嫌なのだから
出版の中止、回収は当然だ。

ただ、読むべき人はいるはずだ

問題の本質はどこか。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000008-jct-soci